Farmerであり、Surfer。ある男の農業ブログ

「農ライフ・No Life」。新規就農を目指し、日々の出来事を綴っていきます。

モルディブといえば、さかな

 

 

 

モルディブの主要産業は2つあります。観光業と漁業です。

 

 

 今回は漁業について。

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約1,200の島々が点在するモルディブは海に囲まれており、絶好の漁業スポットが多いんです。私の任地であるナイファル島はモルディブの中でも漁業に恵まれた場所に位置していて、たくさんの漁師と大きな漁船がいくつもあります。

 

そのうえ、

 

食べたことのない人はまずいない。モルディブでは欠かすことのできない物。

 

その名もFelivaru」ツナ缶。

 

一時帰国した際、友達にお土産としてプレゼントしたら、「これ大丈夫なやつ?」って言われました。(笑)

全然大丈夫です。普通にうまい!

 

そのツナ缶工場が近くにあり、捕った魚はすぐに工場に出荷できます。

 

ツナ缶工場ではたくさんのネパール人女性、スリランカ人、バングラデシュ人そしてモルディブ人が働いています。

 

この「Felivaru」ツナ缶工場、以前は日本の企業が協力して、1977年に設立されたとされています。それが現在まで続いています。

ナイファル人の40代~50代の年齢層は少し日本語を喋ることができ、「バラが咲いた」を歌えます。日本人に対して親切です。

 

漁業についてですが、ナイファルの漁船はとても大きく、性能も良く、トイレ、シャワー、ベッド、調理場付で想像以上に揃っているなと思いました。

 

漁船に使われているエンジンは日本のヤンマーエンジンで、よくモルディブ人に日本のエンジンは素晴らしいと言われます。

 

漁の期間は最短で1週間、金曜日のお祈りが終わった午後に出航し、1週間後の金曜日のお祈りに間に合うように帰ってきます。

 

金曜日の午後には続々と船に乗り込む姿を見ると、海の男ってかっこいいなと思います。

 

ある日、いつも通り圃場へ行こうと思った時、なにやらたくさんの漁師が作業をしていました。

 

それは、工場で8年かけて作り上げた漁船を海へ解き放つ瞬間に出会うことができました!

 

 

想像していたのは、日本のようにあらかじめ船の下にレールが引かれてあって、それを利用して海に引き込むのかなーと思っていました。

 

しかし!

 

工場から海まで少しずつ、人力で押していきます。人力で!

 

レールはなく、下はです。

 

たくさんの漁師仲間が駆けつけ、一週間かけて海まで引っ張ります。もう一度言います。1週間です。

 

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引っ張るには満潮時がチャンスで干潮になると水位が下がるので作業終了です。

 

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驚いたのは、お祈りをするためモスクに行くのは少し遠いので、筏(いかだ)の上でお祈りをしていました。つまり海上でお祈りです。なかなかレアな光景を見ることができました。

 

8年かけて出来上がった漁船の入水を見ることができ、とてもラッキーであると同時に、人力でここまで作りあげるって凄いことなんだなーと感心しました。

 

ここでもココナッツの木を活用しているのを目にしました。ココナッツの木は丈夫で浮力があり、海の中の作業にも重宝します。ココナッツの万能性には驚きです。

 

余談ですが、あるモルディブ人から教えて貰ったディベヒ語は、「カニー(食べる)・ボニー(飲む)・コンナニー(掘る)」でした。ココナッツの白い部分は食べる事ができ、ジュースとして飲む事ができ、そのうえ、殻はスコップとして掘る事ができるんです。(笑)

ココナッツ万能すぎる。

 

ここモルディブには便利な物はありません。モノを上手に使い、うまく素材を生かすこと。大変な作業でも時間をかけながら協力し合うことで少しずつ、ゆっくりと出来上がっていくこと。

 

モルディブ人から生きる力を学んでいます。

 

シュクリヤー!(ありがとう!)