Farmerであり、Surfer。ある男の農業ブログ

「農ライフ・No Life」。新規就農を目指し、日々の出来事を綴っていきます。

モルディブ生活1年半。野菜栽培で「理解できなかった出来事」

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ディベヒ語で「Ryoji」

今回は私のモルディブ生活1年半の中で起きた、モルディブ人の理解できなかったことをご紹介します。

 

というのも、最近また同じような出来事があったので。

 

価値観の違いや物に対する考え方への違いはこんなところにもあるんだなーと感じた出来事でした。

 

先にお伝えしたいのは、これはモルディブ人全員が当てはまるものではありません。

ナイファル島の配属先メンバーとの間で起こった出来事です。

そして農業に触れたことがない方はこの感覚は理解できないかもしれません。

 

それは圃場での出来事でした。

 

私が野菜の種を播種して数日後、それはしっかりと発芽してくれました。それを大事にポットで一か月くらい育てて、いざ土壌に定植(植えること)する時がきました。

 

定植している時は「しっかり大きくなってほしいな~」とか考えながら定植します。それらを無事定植して数日後。圃場へ訪れると、

 

その定植した苗が引っこ抜かれていました。

 

ビックリして言葉が出ませんでした。この込み上げてくる怒りとなぜ??という信じられない感覚。

 

そろそろ活着する頃(土中に根が張る事)だなーと思っていた矢先。

 

よく見るとその引っこ抜かれた苗は他の場所に移動され、再度植えられていました。

しかもそのモルディブ人が育てている野菜の区画に植えられていました。

 

私にとってはこの行動は理解しがたく、しばらく怒りが収まりませんでした。

 

そのモルディブ人と私との間で価値観の違いや植物に対する常識や知識の違いが招いた結果だと思います。

 

 

そして、つい最近の出来事。

 

まず、ナイファル島民は白菜のことを「レタス」と呼んでいます。じゃあ、レタスはというと、「レタス」です。

 

白菜の葉っぱもレタス感覚で食べます。私からすると苦みが強く、好んで生で食べたくはありません。

では収穫はどうなのかというと、白菜は大きく丸く結球するまで栽培せずに一か月程で収穫します。葉っぱも十枚~十五くらい展開したら収穫です。日本の白菜のように「丸く大きく結球した白菜」という概念はないようです。

 

そこで、私は丸く結球した白菜を試験的に作って配属先メンバーの知見を広げよう考えて以前から圃場で白菜を育てていました。定植から2カ月が過ぎた白菜は大きくなってこれからだなーと思っていました。

 

 

 

先日、圃場へ訪れてみると

 

 

 

その白菜も引っこ抜かれていました。

 

 

 

またまた込み上げてくる怒り。

 

配属先メンバーには念を押して、試験的に行っているから売らないでくれと伝えていました。

 

しかし、その時たった一人だけその場に居なったので共有できていない人がおり、先日はその人が野菜を引っこ抜いてしまったというわけです。

その人に試験作物の事を伝えていないまま時が過ぎ、今回の出来事が起こりました。

 

反省点として、私がもっと分かりやすいように看板など、試験作物であることをアピールするべきだったこと。みんなにしっかりと共有するべきだったこと。

 

このような事は今回で2回目だったけど、溢れ出る怒りを抑え、落ち着いて説明できました。(笑)

 

しかし、一つだけ言わせてもらうと、

 

メンバー同士でもそのことを共有しておいてくれよ!と言いたい。(笑)

 

いつもその試験作物の前で談笑したり、その白菜の事で話したりしてただろ?

 

自分の担当以外の仕事は携わらない、少し先の事まで考えられない、計画性がないことなど。この感覚を理解するのはなかなか慣れません。

 

 

逆に、ここから学んだ事もあります。

 

野菜の生産が難しいナイファル島では、

 

長く栽培するより収穫日数を早めて回転率を上げる栽培方法の方が合っているのかもしれません。

 

 

上手くいかない事が多いモルディブ生活だけどその失敗から何を学べるのか考えるようになったモルディブ生活1年半です。

 

シュクリヤー(ありがとう)